【初期研修医】ローテーション先での身の振り方を考察してみる

  • 2020年1月9日
  • 2020年1月16日
  • コラム
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初期研修医のうちは様々な診療科をローテートしなければいけません。

興味ある診療科ばかりローテートできればいいのですが実際には興味がなかったり、むしろ苦手とするかでも回らないといけないのが現実です。

実際に初期研修医だった自分と、初期研修医を指導する立場になった自分から見て、どのようにふるまった方がいいのかを考えてみます。

自分の希望ははっきり伝えたほうがよい

科によって研修医の立ち位置は変わってくるのでどのような研修ができるかは状況によってかわります。

できれば最初に自分の希望ははっきりさせた方が良い研修ができると思います。

例えば「こういう症例が見てみたい」とか「○○の処置があったらやってみたい」、「〇〇科での外来診療のやり方を見てみたい」などです。

受け入れる側からすればどのような研修を望んでいるのか全く分からないので最初に言ってもらえればなるべく希望に沿った研修や経験を積ませてあげることができます。

志望していないのに「志望科の一つ」であるように振舞うのはやめた方がよい

たまにどの診療科でも「この診療科も考えています」みたいに振舞う人がいます。

その気持ちよくわかります。

なんとなく将来は内科系かなぁくらいに自分の進む道を考えていたので、最初はどこに行っても必ず聞かれる「志望科どこなの?」という質問に対してなんていったらいいかわからず、ローテート先では何となくどの科にも興味があるように答えていた気がします。

結論から言うと心の底から迷っているのなら全然問題はないのですが、全然興味がないのにただ上級医に気を使ってそのように振舞うのはやめた方がよいです。

数々の研修医を受け入れている指導医であれば、うわべだけなのか本当に興味があるのかは結構態度でわかってしまいます。

志望科だから特別扱いされるということもあまりないです。

むしろ「○○科が志望ですが△△科もいましか回れないので将来の肥やしになると思ったので選びました」

くらいに行ってくれた方が心象は良いです。

志望科じゃないから適当に扱うということは通常ありません。

「機嫌取り」があまりに過剰だと逆に信頼をなくして逆効果のこともありますしあまり意味がないのでやめましょう。

デキレジと思われたかったら自ら行動する

立派な診断能力や診察能力、考察力。手技の器用さ。

いわゆるデキレジとして色々な要素はあると思いますが、誰にでもできて大事な要素は「自分から行動する=指示待ちにならない」だと思います。

自分からどんどん行動したり提案したりすることが大事です。

雑用でもなんでも率先してやるとよいです。

そうした積み重ねがあるとやる気あるんだなと思いますし、ここまでは任せてもできるんだなとわかります。

自ら率先して行動したほうが良い研修はできるでしょう。

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内科の医師をしておりますドクトルめがねです。最近は研究にも足を踏み入れてしまいました。 学びを言語化する場としてブログを書いています。内科医の夫(ドクトルめがね)と外科医の嫁(よめぽん)の奮闘劇漫画も随時アップしていきます。

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